オンライン授業のための素材
どうすれば、平和な社会になるのでしょうか。すべての暴力をなくすこと(=消極的平和)だけではなく、何かが「ある」状態(=積極的平和)も必要です。このアニメでは、戦争になる過程を描きつつ、消極的平和、積極的平和について伝えます。
授業の目的としては、
・「消極的平和」「積極的平和」について理解する
・平和を創るために、できることを考える(平和創造の資質を養う)
など様々考えられます。物事の視点を培うことが出来るので、あらゆる分野の授業の導入として使用できます。(「消極的平和」の暴力については、クリスマスのオフィスにてをご覧ください)
予告映像
▼ZOOMなどでのオンライン授業案【学生のWi-Fi環境が整っている・少人数】
・今回の授業の目的や流れについて説明する
・その場で、または事前に
①「何がないと平和か」(例えば武器、暴力・・・)
②「何があると平和か」(食べ物、住む場所、お金・・・)
を出してもらう。(クリエイティブに色々な意見を出すよう促す)
*可能であれば、グループになって話して、あとで共有する
「何がないと平和か」が消極的平和で、
消極的平和は「直接的暴力」「構造的暴力」「文化的暴力」がないこと
「何があると平和か」が積極的平和で、
積極的平和は「直接的平和」「構造的平和」「文化的平和」であること
という説明をする。
・画面共有でパソコンで『オレンジの木の下で』を再生
・グループに分かれる
(ZOOMのブレイクアウトルームやLINEグループなど)
・グループで、自分たちが考えた「消極的平和」「積極的平和」を、アニメの説明を振り返りながら確認する。
・グループで、消極的平和(①「何がないと平和か」)を実現し、積極的平和(②「何があると平和か」)を創るためにどうしたらいいかアイデアを出し合う。
・グループの代表者が、話し合った内容を全員に向けて発表してもらう
(時間がなかったり、難しかったらカット)
・リアクションペーパーを書いて提出するように伝えて終了
(感想やグループで話し合ったこと、どうしたら平和を創れるか等)
▼リーディング課題【学生のWi-Fi環境が整っていない、ZOOMから落ちた、多人数】
リーディング課題を読んで、レポートを完成させ提出してください。
課題の目的
ガルトゥング平和学入門編です。まずはガルトゥングが提唱した概念「直接的暴力」「構造的暴力」「文化的暴力」、そして「消極的平和」「積極的平和」の定義を理解しましょう。
1.リーディング課題(この中に設問が2つあります)
2.設問
・リーディング課題や、参考資料をもとに
「消極的平和」「積極的平和」について説明してください。
参考資料
大阪府人権学習シリーズ「ぶつかる力 ひきあう力 「暴力」はわたしには関係ない?!」から
(「直接的暴力」「構造的暴力」「文化的暴力」の説明も一緒に設問に入れてもいいと思います)