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オンライン授業のための素材

人と人が対立したとき、誰かが両者の間に立ち、和解に向けて話し合いを取り持つことが必要です。

「メディエーター」と呼ばれるこの仲介者は、双方の話を平等に・公平に聞くことで。双方が満足できる話し合いを行うことができます。

しかし、現実には仲介者であるはずなのに、メディエーターがどちらかに味方してしまったり、"自分が" 良いと思う方向に持っていってしまうこともあります。

これを避けるためには、一体どうすれば良いのでしょうか?
アニメを通じて、そのコツを学びましょう。

映像は2種類あり、1つはメディエーションの説明字幕や、エンパワーメント指標がついています。もう1つには、ついていません。

予告映像

◆授業の目的例

介護の現場で起きる「クレーム」を例に、人と人が対立したとき、対立する2人の板挟みになった時、うまく話し合いを進める方法を説明します。映像を通じて、対立している両者が納得するような話し合いの進め方を学びましょう。

▼ZOOMなどでの​オンライン授業案【学生のWi-Fi環境が整っている・少人数】

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・今回の授業目的を決め、授業の流れや学習目的に沿った説明をする​

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・アニメを見る注意点の説明(例えば グループ内で弘美さん、対立している施設長の滝本さん、父親を施設に預けている娘・弘美さん、それぞれの気持ちを想像しながら、メディエーターがどのような役割を果たしているか気をつける)

・画面共有をしてパソコンで『笑顔を取り戻す介護メディエーション 』(字幕なし)を再生

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・メディエーターの役割とスキルを説明する

(このぺージ下にあるリーディング課題や、アニメの解説書を示しながら)

・話し合いの始め方

・一人の鏡になる「リフレクション」

・両方の鏡になる「サマリー」

・進行や決定の確認をする「チェックイン」

​・話し合いの終わり方

​・その他、エンパワーメントなど

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説明の確認のため、メディエーションの説明字幕やエンパワーメント指標がついた

笑顔を取り戻す介護メディエーション 』(説明字幕やエンパワーメント指標つき)を再生

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・グループに分かれる(ZOOMのブレイクアウトルームやLINEグループなど)

・話し合いをする(例えば、架空の対立のストーリーを作って、メディエーション により解決する物語を作る、エンパワーメントとはどういうことだと思うかを話し合う、自分が想像できるケース、あるいはメディエーションがあれば解決できる(できた)ケースなどを出し合い話し合う)

・グループの代表者が、話し合った内容を全員に向けて発表してもらう​(時間がなかったり、難しかったらカット)

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・リアクションペーパーを書いて提出するように伝えて終了(感想や「どのようにしたら暴力をなくせるか」など)

▼リーディング課題【学生のWi-Fi環境が整っていない、ZOOMから落ちた、多人数】

 

リーディング課題を読んで、レポートを完成させ提出してください。

課題の目的

・対立する両者が自分自身を冷静に見つめ、相手との関係性を考え直すにはどうすればよいでしょうか。以下の「介護メディエーション」を例に、うまく話し合いを進める方法を学びましょう。

 

リーディング課題『笑顔を取り戻す介護メディエーション 

設問案

・あなたは人と対立した時、普段どのように対応していますか。

・あなたが人と対立する時、どのような理由や原因によることが多いですか。

・今後あなたが人と対立した時心がけようと思うことがあれば教えてください。

・あなたは普段周りで言い争いや仲違い、人間関係のトラブルが起きている時、どのように対応していますか。 

・このリーディング課題を読みながら、登場人物それぞれの立場だったらどのような気持ちかイメージしてみましょう。 

・このリーディング課題を読んで、どのように感じましたか。気づいたことや感じたことなどがあれば書き出してみましょう。 

・例えばあなたと仲の良い2人の友人が喧嘩をした時、今後あなたはどのように対応したいと思いますか。 

・喧嘩の仲裁をする時、大切なことはなんだと思いますか。 

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