オンライン授業のための素材
『ジョニー & パーシー』7分
紛争時の話し合いにおいて、他人を批判しがちなコミュニケーションではなく、「私」を主語に自分の気持ちを伝え、お互いの気持ちを理解し合い、対立が激化しないようなコミュニケーション方法。アニメのなかでは、相手の話しを傾聴する際の注意点も提示。ペンギンとアザラシが餌を取り合う場面設定で、対立構造を表現しています。
予告映像
◆授業の目的例
・他人を批判せずに、自分の気持ちを伝える「私メッセージ」というコミュニケーションの方法を学ぶ
・お互いの気持ちを理解し合い、相手の話を傾聴する際の注意点を知る
・ケンカをエスカレートさせない、コミュニケーションの方法を知る
▼ZOOMなどでのオンライン授業案【学生のWi-Fi環境が整っている・少人数】
・今回の授業目的を決め、授業の流れや学習目的に沿った説明をする
・グループに分かれる(ZOOMのブレイクアウトルームやLINEグループなど)
・アイスブレーキング(好きなものを言う、オンラインをやっている場所を伝えあう、など)
・話し合いをする(例えば 最近、ケンカをした、ケンカをみた、嫌な思いをした、などを共有するなど)
・グループに分かれる(ZOOMのブレイクアウトルームやLINEグループなど)
・話し合いをする(例えば、架空の対立のストーリーを作って、私メッセージで解決する物語を作る、グループ内でジョニーやパーシー、キャシーなどの役割を決め、自分たちが1つのものを取り合う状況を想定しながら、それぞれの立場から、どんな気持ちかなどを話し合う)
・グループの代表者が、話し合った内容を全員に向けて発表してもらう(時間がなかったり、難しかったらカット)
・リアクションペーパーを書いて提出するように伝えて終了(感想や「どのようにしたら喧嘩をなくせるか」など)
▼リーディング課題【学生のWi-Fi環境が整っていない、ZOOMから落ちた、多人数など】
リーディング課題を読んで、レポートを完成させ提出してください。
課題の目的
友達や家族、周りの人ともめてしまう。集団同士で争っている。国家間で紛争が起きている。
これらの問題の本質は同じで、非暴力で建設的に解決することができます。
今回はその入門編です。
下記のショートストーリーの中で、対立が起こるプロセスを考察し、自分と異なる他者の視点や見方、対立が起こったときの自分のこれからの行動の仕方について考えてみましょう。
リーディング課題『ジョニー&パーシー』
設問案
・この課題文を読んでどのように思いましたか。
・最初と最後でジョニーとパーシーの言葉や態度に変わってきたことはありましたか。 もしあったとしたら、何がきっかけでどのように変化したのでしょうか。
・あなたのまわりにこの課題文と同じような状況がありますか。ある場合は、どのようなことか具体的に書いてみましょう。
・今日学んだことをこれからどのように活用していきたいですか。
・つぎの場面で「私メッセージ」を作ってみましょう。
1 親友のひとりが近頃あなたを無視している。あなたは何がいけなかったのか、わからない。
2 あまり知らない友達が、あなたについて事実よりも悪い噂を広めていることがわかった。
3 あるクラスメートが、あなたのテストの点数が悪いことをいつも馬鹿にする。
4 先生が、やってもいないことであなたを叱った。